japanese


第01回
第02回
第03回
第04回
第05回
第06回
第07回
第08回
第09回

「手ぐすねを引く」
「理(わり)ない仲」
「逢い引き」
「縁(よすが)」
「顔に紅葉を散らす」
「足が出る」
「野暮」
「連れ合い」
「風光る」
KILLER 小学館辞典編集部編「美しい日本語の辞典」
その中の架空の人物「JITEN」さんと話をすすめたいと思います。
「風光る」から始めたいと思います
JITEN 春の日光のうらうらと照る中を、微風が吹き渡る。
KILLER なんと穏やかないい天気でしょう。
当然春の季語ですね。
JITEN さすが遊歩さん。
虚子俳句集に
「装束を つけて端居や 風光る」という句があります
KILLER 「ひるがえる 少女のリボン 風光る」ーーー遊歩
JITEN

いいですねえ

KILLER 風光るの後は
「風薫る」
JITEN 初夏に風が爽やかに吹く。
KILLER 「風薫る五月」なんていいますね
春の季語のような感じですが、夏の季語です。
JITEN そうですね。
また、一般に、花や草の香りを含んで風が爽やかに吹く。風をいう
KILLER 「風光る」も「風薫る」も歌の中で美しく表現されますね
JITEN

そうですね。芭蕉の俳句で
「風かほる 羽織は襟も つくろはず」というのがあります

KILLER

美しい言葉が続いたんですが
「霞を食う」
というのはいかがですか。

JITEN 仙人などが超人的な力を得て存在することを例えて言う。
KILLER よく時代劇などで
「霞を食っては生きられぬ」などといいますね
JITEN そうですね。
浮世離れした人の生活を例えていう場合もあります。
KILLERさんはカッシ〜さんによくいわれてるんじゃあないんですか?
KILLER いえいえ「霞を食ってる」とまではいわれませんが
「いつ働いてるの?」っていわれるんですが
他の人と働いている時間帯が違うんですね。次は
「片便り」
JITEN

先方から持ってこられた便りに対して
その返事を持ち帰る人がおらず
言付けようの無い手紙。

KILLER

一方通行ということですね
時代劇などでは手紙を持ってきた人を待たせて
返事を持ちかえさせる場面がよく出ます
あるいは手紙を持ってきた人が
「返事はいらないそうです」という場合もある

JITEN

そうですね
いまのように郵便制度が無かった場合は大変でした
また、こちらからは便りをするが、
先方からは返事が来ないことも「片便り」といいます

KILLER この言葉もこの頃は使われなくなりましたが
「片腹痛い」
JITEN おかしくてたまらない。
笑止千万である。
相手を軽蔑、嘲笑するときに使う。
KILLER もうほとんど時代劇の中だけですよね
なかなか日常では聞き慣れない
JITEN そうですね。
本来は、傍らで見ていて心が痛む意を表していたんです。
「かたわら」が「片腹」と意識されるようになって
この言葉ができた。
KILLER 「傍らで見ていて心が痛む意」
とはちょっとニュアンスが違いますね
どんどん変わっていくんですね。言葉の意味が
  →「美しい日本語」は、「美しい日本語の辞典」を参考に
 KILLERが勝手に構成しています。
→ご感想は>>>こちらのE-mailからお願いします。