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第07回 |
「手ぐすねを引く」
「理(わり)ない仲」
「逢い引き」
「縁(よすが)」
「顔に紅葉を散らす」
「足が出る」
「野暮」 |
| KILLER |
小学館辞典編集部編「美しい日本語の辞典」
その中の架空の人物「JITEN」さんと話をすすめたいと思います。
「野暮」から始めたいと思います |
| JITEN |
世態、人間の機微に通じないこと。気が利かないこと。
不粋。古くはーーー |
| KILLER |
やですね。
「野暮なヤツ」なんていわれたら、ヤダヤダ。 |
| JITEN |
そうです。
古くは、遊里の事情に暗いことや、性行、言動が洗練されていなく
田舎臭いことを現した。
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| KILLER |
田舎臭い?語源はどの辺なんですか? |
| JITEN |
「やぶ(野夫)」の転、あるいは
「やぶもの(薮者)」の転略とされていますが
笙の管のうちで指で押さえても音の出ない
「ヤ(也)」と「ボ(亡)」からとする説もあります。 |
| KILLER |
「野暮天」や「野暮用」も「野暮」からきてるんですね。 |
| JITEN |
そうです。
「野暮天」はたいそう融通が利かないこと。
風雅な心を解さないこと。
「野暮用」は趣味や遊びではない、
実務上のあるいは日常的な用事。
何の変哲も無いつまらない用事。 |
| KILLER |
まあ、どちらにしてもいい意味では使われない、ということですね
「大和撫子」
「やまとなでしこ」というドラマがありました。 |
| JITEN |
日本女性の清楚な美しさをたたえていう言葉。 |
| KILLER |
植物の「なでしこ」と関係があるんですね。 |
| JITEN |
そうです。
ハッピネス(1973)小島信夫さんにこんな一節があります。
「可憐で男に尽くすのは、
何も大和撫子に限ったことではない」 |
| KILLER |
野暮な男が増え、大和撫子とは遠い女性が増えました。
どうしても気になるのが「電車の中の化粧」
美しくしようとしてるんでしょうが
最早カタチが美しくない。
自分の恋人にはしてほしくないですね。 |
| JITEN |
まあ、いろいろありますね。
私はくわえ煙草で歩いている女性がダメです。
女性の喫煙はOKなんですが。
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| KILLER |
「山っ気」というのは自分にもあるのですが。 |
| JITEN |
万一の幸運を狙って、思い切って物事をしようとする心。 |
| KILLER |
万一の幸運?宝くじもそうですね。 |
| JITEN |
そうですね。
鉱山の採掘事業を行う山師のような気質の意味です。
投機や冒険を好む気質をいいます。
「やまけ」「やまき」「やまごころ」ともいいます |
| KILLER |
林芙美子の放浪記の中に
「実直すぎるほどの小心さと、
アブノーマルな山っ気とでーーー」という一節があります。
「山の神」 |
| JITEN |
妻。
特に、結婚後年を経て
口やかましくなった自分の妻のことをいいます。 |
| KILLER |
なぜ、妻が山の神なんですか?
じゃあ、夫は海の神? |
| JITEN |
もとは、山を守り司る神のことです。
妻のことを言うようになった理由については諸説ありますが
古代からある山神信仰の中で
山は恐れ多いとされたこと、女神とされることが多かったこと
などが関係しているだろうと思われます。
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| KILLER |
むかしから家(山)を女性は司っていたんですね。
妻はだいたい恐れ多い者です。 |
| JITEN |
虎明本狂言・花子には次のような一節があります。
「あいたひあいたひと申て、文をたびたびくれ候程に、
われも人をばさいさいやり候へども、
れいの山の神が、すこしの間もはなさぬに依てーーー」 |
| KILLER |
そんな感じの山の神ですか?
「柔肌」 |
| JITEN |
やわらかな肌。きめこまかな肌。
特に女性の肌をいいます。 |
| KILLER |
柔肌。
色っぽいですね。 |
| JITEN |
柔肌は百難隠すともいいます。 |
| KILLER |
与謝野晶子にいい歌があります。
「やは肌の あつき血潮にふれも見で
さびしからずや 道を説く君」 |
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→「美しい日本語」は、「美しい日本語の辞典」を参考に
KILLERが勝手に構成しています。
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