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第06回 |
「手ぐすねを引く」
「理(わり)ない仲」
「逢い引き」
「縁(よすが)」
「顔に紅葉を散らす」
「足が出る」 |
| KILLER |
小学館辞典編集部編「美しい日本語の辞典」
その中の架空の人物「JITEN」さんと話をすすめたいと思います。
「足が出る」から始めたいと思います |
| JITEN |
予算、または収入を超えた支出になることです。
赤字になること。または隠したことが現れること。 |
| KILLER |
「足が付く」ということですか? |
| JITEN |
そうです。
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| KILLER |
なぜ足なんですか? |
| JITEN |
金銭のことを「お足」ともいいます。
人が足で歩くように、世の中に流通するから、といわれています。 |
| KILLER |
どうも遊悠舎なんか、躊躇しながらゆっくり歩いてくるのに
逃げ足は超速い「お足」ですね。足ついでに
「足を洗う」 |
| JITEN |
汚れた足を洗うように、
悪事や好ましくない職業の世界から抜け出ることをいいます。 |
| KILLER |
これはよく使うし
何となく意味合いがつかめますね。
賭け事の好きな人が、足を洗うのは大変です。 |
| JITEN |
あることをし始めることは「手を染める」といいます。 |
| KILLER |
始めることが「手」で終わることが「足」というのはおもしろい。 |
| JITEN |
島崎藤村の「破戒」に
何時まで政界に泳いでいる積もりは無いのです。
一日も早く足を洗いたいとーーー」という一節があります。 |
| KILLER |
「阿漕(あこぎ)」というのは? |
| JITEN |
元は三重県津市の地名です。 |
| KILLER |
えっ、地名なんですか? |
| JITEN |
そうですね。
伊勢の神宮に供える魚を捕るための禁漁地であったのに
、
ある漁夫が度々密漁を行って捕えられたという伝説がある。
そこから転じて、度重なることや、どこまでもむさぼり
しつこくずうずうしいさまをいう言葉になった。 |
| KILLER |
「阿漕なまねは」しちゃあいけませんね。
「徒桜(あだざくら)」 |
| JITEN |
はかなく散る桜。
また、はかないもののたとえ。 |
| KILLER |
散る桜はすべて「はかない」と思いますが? |
| JITEN |
そうですね。
親鸞上人の歌とされる
「あすありと思う心のあだ桜
夜は嵐の吹かぬものかは」が有名ですね。 |
| KILLER |
明日のことなんか分かるかい、ってことですか? |
| JITEN |
桜はあだな(かりそめではかない)もので
今日咲いていても明日はもう散っているかもしれない。
こういう発想は古くからありますね。 |
| KILLER |
桜はそのありようからいろいろ人の心をくすぐりますね。
「あだっぽい」 |
| JITEN |
女性が、色っぽく、なまめかしい様子。 |
| KILLER |
今時は、花街あたりにいかないといらっしゃいませんね。
隣で働いている女性が仇っぽくても困ってしまいますがーーー。 |
| JITEN |
「婀娜っぽい」とか「仇っぽい」と書きます。
二葉亭四迷の「平凡」に
「美しいというよりは仇っぽくて、
男殺しというのはこういふ人を謂ふのかと思われた」
という一節があります。 |
| KILLER |
そういう人に逢ってみたいですね。
もっとも殺されてしまうんですね。くわばら、くわばら。 |
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→「美しい日本語」は、「美しい日本語の辞典」を参考に
KILLERが勝手に構成しています。
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