japanese


第01回
第02回
第03回
第04回
「手ぐすねを引く」
「理(わり)ない仲」
「逢い引き」
「縁(よすが)」
KILLER 小学館辞典編集部編「美しい日本語の辞典」
その中の架空の人物「JITEN」さんと話をすすめたいと思います。
「縁(よすが)」から始めたいと思います
JITEN 心などの支えとなるもの。
よりどころ。頼り。
KILLER ほとんどこの頃使われなくなりましたね。
JITEN いい言葉なんですが、「縁」と書いて「よすが」と読めますか?
もともとは、「寄す処(か)」の意味で、
身や心を寄せて頼りとすること、
ゆかりとすること。よりどころとするところです。
KILLER さて、何をよりどころに生きていきますか?
「夜さり」です。
JITEN 夜。夜中。やぶん。
特に今夜、今晩の意を表すこともあります。
KILLER 「さり」というのは意味があるんですか?
JITEN 「さり」は来る。近づくの意味を表す
動詞「さる(去)」の連用形が名詞化したものです。
KILLER あまり使われないのでは?
JITEN 古くは和文特有の語だったんですが
時代が下るに連れて日常の口頭語として使用されるようになり
現代では方言として各地に残っています。
KILLER 方言?
JITEN 「ようさり」「よさ」ともいいます。
水上勉の「越前竹人形」には
「うちの人は、福井ィ出やはって、夜さりにならんと
 帰らはらしまへんねやわ」という台詞が出てきます。
KILLER

「誼(よしみ)を通じる」というのは
「誼」という漢字なんですか?

JITEN 便宜などをはかってもらうために
親しい交わりを結ぼうと働きかける。
「よしみ」は親しい交わり、親しみ、好意、
また、人と人や事柄と事柄のつながり、
縁故、印縁、いわれなどをいう言葉です。
KILLER 決して男女のことではないのですね。
JITEN いや、男女でも使いますよ。
KILLER 現代ではちょっと使えないですね。
「よんどころない」を今回の最後にしましょうか?
JITEN そうするより外にしようがない。
やむを得ない。
余儀ない。の意味です。
KILLER 「よんどころない事情」みたいに使いますね。
JITEN どうにも手がはずせない用事などをいいますね。
「よんどころ」は「よりどころ(拠所)」の
変化した語で、寄りすがる所、基づく所の意味です。
KILLER よんどころのない事で今回はここで終わります。
ではまた次回よろしくお願いします。
  →「美しい日本語」は、「美しい日本語の辞典」を参考に
 KILLERが勝手に構成しています。
→ご感想は>>>こちらのE-mailからお願いします。