第01回
第02回
第03回 |
「手ぐすねを引く」
「理(わり)ない仲」
「逢い引き」 |
| KILLER |
小学館辞典編集部編「美しい日本語の辞典」
その中の架空の人物「JITEN」さんと話をすすめたいと思います。
今回は素直に「あ」行から拾ってみます。
「逢い引き」から
とっても色っぽいというか艶っぽいイメージがわきます。 |
| JITEN |
愛し合っている男女が示し合わせて会うこと。 |
| KILLER |
「示し合わす」っていうのがいいですね。
なんだか秘密っぽい。 |
| JITEN |
特に男女が人目をしのんであうこと。をいいますからね。
恋愛は「人目をしのぶ」方が燃えますね。 |
| KILLER |
JITENさんの経験談?
「逢い引き」って言葉になんだか胸踊る気がします。 |
| JITEN |
かって、ラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲第二番を
効果的に使った、デビッド・リーン監督で
シリア・ジョンソン、トレーバ・ハワード主演の
「逢いびき」という映画がありましたし
三遊亭円朝の真景累ケ淵の中に
「作造に少し銭をやれば自由に逢い引きができまするがーーー」
という台詞が出てきます。 |
| KILLER |
「逢いびきは見てるんですが覚えていないですね。
「阿吽の呼吸」は好きな言葉です。 |
| JITEN |
「阿吽」は、密教の言語感で初めと終わりの意味です。
「阿(あ)」は悉曇(しったん)12母音の初めの音で開口音、
「吽(ん)」は最後の閉口音をいいます。
寺院山門の仁王や狛犬などの一対に見られる。 |
| KILLER |
向田邦子さんの「あ・うん」で初めて知りました。
一方は口を開き、一方は口を閉じているのは
それを表しているんですね。 |
| JITEN |
そうです。
阿吽の呼吸は、吐く息と吸う息、呼吸の出入りのことで
相撲の仕切りなど、二人以上がいっしょにある物事をするときに
相互の微妙な調子、気持ちなどが
ぴったり一致することをいいます。 |
| KILLER |
阿吽の呼吸が合う相手というのはなかなか難しい。
「相合い傘」というのは
以前は何処にもあった落書き?。 |
| JITEN |
一本の傘を二人でさすことを言うんですが、
多くは男女の仲が親密であることをいいます。 |
| KILLER |
で、傘の絵を書いて左右に自分お名前と
好きな女の子の名前を書いた。 |
| JITEN |
同級生の男女の名前を書いてひやかしたり
かっては最も多い落書きの一つでしたね。 |
| KILLER |
田舎には山がありましたから
深く入った自分の秘密の基地みたいなところがあり
その場所の大きな木にナイフで彫ったものです。 |
| JITEN |
小さなメモ用紙に傘のマークを書いて
自分の名前と好きな女の子の名前を書き
小さく折り畳んで持っていたことがあります。
告白もできず、そのままだったんですがーーー。 |
| KILLER |
昔はほとんどそんな感じですね。
「愛想」を今回の最後にしましょうか? |
| JITEN |
他人に良い感じを与えるような態度、かわいらしい顔つき、
やさしい物言い、応対などのことをいいます。
他人の機嫌をとるような、ちょっとした態度や物言い
さらにはお世辞の意味もあります。 |
| KILLER |
「愛想笑い」なんてその典型ですか? |
| JITEN |
「愛想笑い」はお世辞笑いのことです。
「愛想が尽きる」「愛想を尽かす」「愛想も小想も尽き果てる」
という言い方ですっかり嫌になる、
見限るという意味でも使います。 |
| KILLER |
「あの子に愛想を尽かされた」なんて
もう最悪なわけですね。 |
| JITEN |
そうですね。
また、他人に対する親しみの気持ちは具体的な物品となり、
「おあいそ」のカタチで茶菓のもてなしや
心付けなど気をきかして与える金品などもいいます。 |
| KILLER |
よく飲食店でお客さんの方から
「おあいそして」というのはおかしいですね。 |
| JITEN |
そうです。
お店の人が「おあいそ」というのは
「おあいそなしでした」というお詫びのカタチが
「おあいそ」になった。
それをお客さんの方からいうのはおかしいですね。 |
| KILLER |
ただ、近頃では「おあいそ」=「お勘定」ということで
普通に使われている、ということもありますね。
では、また次回よろしくお願いします。 |
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→「美しい日本語」は、「美しい日本語の辞典」を参考に
KILLERが勝手に構成しています。
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