第01回
第02回 |
「手ぐすねを引く」
「理(わり)ない仲」 |
| KILLER |
小学館辞典編集部編「美しい日本語の辞典」
その中の架空の人物「JITEN」さんと話をすすめたいと思います。
件の辞典をアトランダムに開いてーーー
「理(わり)ない仲」から |
| JITEN |
非常に親密な仲。
「理ない」は「割り無い」で、
ことわり(理)がないの意味です。 |
| KILLER |
ことわりが無い? |
| JITEN |
道理では計り知れないほど親密である。
分別を超えて、ひと通りでなく親しい。
多くは、男女関係についていいます。 |
| KILLER |
なんだかすごいですねえ。
わりと色っぽい関係の時使うのかなあ
なんて考えていたんですが
いまや実際に使うことが無いような言葉ですね |
| JITEN |
例えば「われら戦友たち」のなかで
「もしあの晩、私たちが(略)
わりない仲になっていたとしたらーーー」
みたいに使います。 |
| KILLER |
いろいろな男女の仲を表現することで
「割れ鍋にとじ蓋」をお願いします。 |
| JITEN |
破鍋にもそれにふさわしいとじ蓋がある、という意味で
どんな人にもそれに相応した配偶者があるという喩えです。
また、何事にも似通った者同士がふさわしい
という喩えにも用いられます。 |
| KILLER |
男女の仲は魑魅魍魎
他人からみているといい夫婦だなあ、とみていても
二人にとっては分からない。
難しいもんです。 |
| JITEN |
自分たち夫婦を省みて、あるいは他の夫婦を批評して
誉められた話ではないがというニュアンスで
使われることが多いです
堀河百首題狂歌集の中に
「つらかりし そなたのしりもわれなべに
わがかけふたに あふぞ嬉しき」というのがあります。 |
| KILLER |
何となく分かります。
「両々相俟って」をお願いします。 |
| JITEN |
両方が互いに助け合って。
両者が一体となり、欠点を補い合って。 |
| KILLER |
そうすればいい関係になる。
なかなか両々相俟って、とはいかないんです。人間は。 |
| JITEN |
そうですね。
でも「いい関係」は
これ無くして成り立たないじゃあないですか。 |
| KILLER |
よくよく分かっているんですが。
人間なんて欠点ばかりじゃあないですか?
その欠点を見つけ出して、ホジクリ返してたら
堪りませんね。
お互いのいいところを見つけて
育てていくくらいでないとね。
「割れ鍋にとじ蓋」もそういうことですよね。 |
| JITEN |
男女の仲は、一度こじれると「よりを戻す」のは大変です。 |
| KILLER |
「よりを戻す」っていいですね。
JITENさんの経験談ですか? |
| JITEN |
もとどおりにする。昔に返す。
多くは、男女の仲を元通りにすることをいいます。 |
| KILLER |
「より」というのはなんですか? |
| JITEN |
もとは、縒り合わせたものを元にもどす。
という意味ですから、縒り目をほぐす。ということですね。 |
| KILLER |
では、また次回よろしくお願いします。 |
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→「美しい日本語」は、「美しい日本語の辞典」を参考に
KILLERが勝手に構成しています。
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