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「手ぐすねを引く」
「理(わり)ない仲」
「逢い引き」
「縁(よすが)」
「顔に紅葉を散らす」
「足が出る」
「野暮」
「連れ合い」
「風光る」
「色好み」
KILLER 小学館辞典編集部編「美しい日本語の辞典」
その中の架空の人物「JITEN」さんと話をすすめたいと思います。
「色好み」から始めたいと思います
JITEN 好んで異性との交情にふけること。
KILLER なんと、なんともストレートですねえ。
小沢昭一師の「すけべえ」は大好きなんですが
少しニュアンスが違います
JITEN 恋愛、情事にまつわる情趣をよく解すること。
また、その人。
KILLER その人。はいいねえ
恋愛だの情事だのはよく解したいなあ
「色好み」でありたいなあ
JITEN

平安時代には、和歌や音楽に堪能で
異性への恋に一途に生きる人を意味し、
男女共に用いられたんです

KILLER ほらほら、好んで異性との交情にふけること。とは
じぇんじぇんニュアンスが違います
もともとというか平安時代の方が情がある
JITEN ほぼ同義の「すきもの」が、
平安時代においては風流一般に関して
概して肯定的に用いられるのに対して
「いろごのみ」は、次第に否定的なニュアンスを強めていくんです。
KILLER 「すきもの」だって相当なもんですね。では
「いやしくも」
JITEN かりにも。かりそめにも。
KILLER もともとの意味ですね
いまはちょっと違うんではーーー
JITEN そうですね。
表面では卑下して、本当は自負心を持っている気持ちを表し
不相応にも、柄でもないのに、の意味を表します。
KILLER そんな感じで使いますねえ
JITEN

後に打ち消しの語を伴うと
いいかげんにも、おろそかにも、の意味になります。

KILLER

なるほど
「色をつける」
というのはいかがですか。

JITEN ちょっとした気持ちを添えること。
KILLER 気持ちと色はほど遠い気もしますが
色をつける、というのはなかなか感じますね
JITEN 祝儀を出したり、値引きしたり、景品を付けたり
少し多めに賃金を支払ったりする事をいいます。
KILLER いまはやりの株主優待なんかもそうですね。次は
「言わずもがな」
JITEN

ことばに表さない方がいいと思われる事。
また、いうまでもないこと。
わかりきっていて今更いう必要のない事。

KILLER

言葉にするとせんない事はたくさんあります。
口にすると気持ち以上の事が伝わらないどころか
言葉にした途端に消えていく泡のような事もある。

JITEN

そうですね
「もが」は願望の意を表す助詞。
「な」は感動の助詞。

KILLER ちょっと変わったところで
「鰯の頭も信心から」
JITEN イワシの頭のようにつまらないものでも
それを信仰する人には大事である。
信仰心が不思議な力を持つ喩え。
KILLER う〜む、信心をバカにしている言葉ではないんですね
JITEN そうですね。でもね
頑迷に信じ込んだ人をからかっても用いるんですよ。
焼いた鰯の頭はにおいが強く、
鬼を退散させる力があると信じられ
節分の夜、柊に刺して門や窓にさす習俗があるんです。
KILLER なるほどねえ
焼いた鰯の頭ですか?
オイラみたいな無心論者には分かりません
ある宗教を信じている人は、それぞれにそれでいいんですが
必ず他の宗教を邪心と批判して、認めない
世界で起こっている戦争のほとんどは宗教戦争ですからね
  →「美しい日本語」は、「美しい日本語の辞典」を参考に
 KILLERが勝手に構成しています。
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